web上には様々なサービスがあり、モノによっては個人情報の登録が必要なところもある。個人情報と聞いて一番最初に思いつくのは氏名だ。しかし、この氏名の入力に関してどうしても腑に落ちない箇所がある。
どうして氏名の振り仮名に片仮名を入力させたがるの??
確かに紙で振り仮名を書く必要がある場合、片仮名が多いように思う。しかしだからといってwebでもそれを踏襲する必要性が何処にあるというのか。平仮名は拙いという理由はこれっぽっちもない。
そもそもwebのフォーム――に限らずPC上での入力――で『平仮名でいいものを片仮名で入力させる』というのは利用者に対し不便しか提供しない。
PCで日本語を入力する時、キーを打った時に出てくる文字は何か?一般的には平仮名であろう。平仮名ならば入力後Enterで確定してしまえば良いだけだが、片仮名だと変換する必要がある。一番簡単な手段は
たかが1キーという事なかれ、この時の変換結果はIMEに記憶され、次に同じ文字列――つまり自分の氏名――を漢字変換した時候補の1番最初に来る。通常欲しいのは振り仮名ではなく漢字表記だろう。振り仮名入力欄とは別の場所で、利用者にさらに1手間負担させるのである。
……え?どうしても片仮名である必要がある?
それならばサーバーサイドで変換をかければ良いだけである。その分サーバーに負担があるかもしれないが、そんなの微々たるものだろう。
webサービス側が利用者に片仮名の振り仮名を求める必要性なんて全く無い。これからはそんな制限のあるフォームは少しずつ減っていくのであろうが、利用者側から「えーマジ片仮名制限!?」「片仮名制限が許されるのは20世紀までだよねー」といった感じでフォーム提供側に声を挙げていくのも良いかもしれない。
- 一般的には平仮名であろう
- 設定次第によっては片仮名にも出来る。しかしそういう設定をしている人を私は見た事がない。
- これからはそんな制限のあるフォームは少しずつ減っていくのであろうが
- そもそも振り仮名の情報が本当に必要なのか疑問な場合も多いが、それはまた別のお話。