2025年12月01日

職業システムエンジニアだけど、園芸がお好き

これは、 「専門外の趣味を語る Advent Calendar」 の第1日目の記事である。「『専門外の趣味を語る Advent Calendar』とは何だろうか?」とか、「そもそもAdvent Calendarとは?」といった内容については、一つ前の記事『「専門外の趣味を語る Advent Calendar」の参加者を募集しています 』を参照して欲しい。


さて、私の職業は「システムエンジニア」である。平たく言うと、コンピューター――例えばPCやスマホ――上で動くアプリやwebサイトの作成を行う仕事だ。しかし、その一方で、園芸を趣味とし、休日は庭で草木の世話に精を出したりしている。

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梅の花

プログラミングと園芸、何方かと言うと、割と正反対の性質を持つ物に思える。プログラミングはコンピュータという機械を扱う仕事だが、園芸は生命を扱う訳であるし。プログラミングの世界は全て「プログラムに書いた通り」に動くが、園芸は、そのようにはなっていないように思える。理想的な環境に質の良い種を植え、適切に肥料や水を遣ったとしても、異常気象や害虫等のコントロール出来ない外部の影響で枯れる事はままある事だし、「何が原因かわからないが枯らしてしまった」なんて事も有り得る。何故、相反するように思える両者を、一人の人間が趣味として同時に楽しめているのかは、自分でも、よく分からない。

芍薬
芍薬(しゃくやく)

私が園芸の何処を楽しんでいるのか?それを考えてみると、「規則性の中に紛れるランダム性」が有るように思える。春夏秋冬、様々な植物が、それぞれのタイミングで芽を出したり花を咲かせたり実を付けたりする。その規則的なルーチンの中で、その時々の気候の違い――例えば冷夏や暖冬等――、草木狙いで来る小鳥や虫達の多寡。そういったモノが草木の状態を左右し、全く同じ状態になる年というのは絶対に有り得ない。

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立浪草(たつなみそう)。名は花の形状が波のように見えることから

それは意図的に育てている草木に対してのみ影響する訳ではない。外部から、思いもしない新たな植物が庭に齎されるという事もある。例えば、私が園芸を楽しんでいる庭には、現在、山椒や紫蘇が生えているが、これらは私が種を蒔いた物ではない。ふと気づくと、何時の間にか勝手に生えていた物だ。時期になると立浪草が何輪も咲くが、これも私の手に因る物ではない。恐らく、庭に来る小鳥や虫達が齎した物なのだろうと思われる。園芸は、そんな小さな驚きをしばしば私に与えてくれる。

匂蕃茉莉
匂蕃茉莉(におうぼんまつり)。咲いた直後は紫色だが、だんだん白く変化していくという面白い特性を持つ。

「園芸」というのは何処から何処までなのか?というのを調べてみると、「育てた野菜や果物を収穫し調理、食する」事も含められるらしい。丁度、梅の木が有るので、毎年、梅干しを漬けており、此れも楽しみの一つである。実が多く成る年と成らない年が在り、それで嬉しくなったり残念に思ったりするのも良い体験だ。

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実際に私が漬けた梅干し

植物に興味が湧くと、日頃通る道すがらで目にする草木も気になってくる。こんな所に綺麗な花が咲いていたのか。これは何という花だろうか。彼処の木はそろそろ実を付ける筈だ――なんてこと無い往来が、楽しい発見ばかりの小さな冒険へと変容する。

山茱萸の実
山茱萸(さんしゅゆ)の実

今の季節は、山茶花が咲き、山茱萸が赤い美しい実で目を楽しませてくれる。今年は紅葉は色付きが遅いようだ。木の実狙いか、可愛らしい小鳥も稀に訪れ、美しい鳴き声を聴かせてくれる。世話は大変だが、そういった変化を楽しむ事が出来る。もし、少しでも興味を惹かれるようであれば、貴方も園芸を始めてみてはどうだろうか。


明日、第2日目は、やまこさんが「ITエンジニアが漫画を描く」という事について語ってくれる予定となっている。私自身は絵心がないので、どのような内容となるか予想が付け難く、楽しみだ。

なお、「専門外の趣味を語る Advent Calendar」、2025年12月1日時点で、まだ枠に空きが在る。何方か、「自分も趣味を語ってみたいぜ!」と思った方は、気軽にエントリーして貰えると幸いだ。

ラベル:Gardening

2025年11月22日

「専門外の趣味を語る Advent Calendar」の参加者を募集しています

[クリスマスツリーの前で趣味を楽しむ3人の専門家達の絵。コスプレを楽しむ裁判官、ロックにギターを掻き鳴らす僧侶、バレーを踊る自衛官。]

11月も下旬に入り、すっかり寒くなって来た……いや、つい数日前迄、「この時期にしては暖かいなー」と思っていなかったか。気温の変化が急激過ぎやしないか?

ともかく、もうすぐ12月。12月という事は、アレの時期である。そう、Advent Calendarだ。

専門外の趣味を語る Advent Calendar 2025

そんなわけで、今年は一つAdvent Calendarを企画してみる事にした。何らかの生業(仕事等、専門的に取り組んでいる事)を持っている人が、その生業とは特に関係が無い趣味について、大いに語るという趣旨のAdvent Calendarだ。

貴方の趣味は何だろうか?仕事が趣味?それは結構。しかし、仕事とは全く関係の無い趣味を持っている人も沢山居る筈だ。私はシステムエンジニアと呼ばれる職に就いているが、ソフトウェア開発以外に興味が無いかと言うと、そんな事は無い。人には複数の側面が有る物だ。日頃、顔を合わせている同僚は、思いも掛けない趣味を持っているかもしれない。日頃利用している駅の職員は、オフでも鉄っちゃんという事はないかもしれない。貴方だって、そうではないだろうか?そんな「思いがけない一面」を知り、また、世間に知らしめる(あわよくば同好の士を増やす)というのはどうだろうか。

2025年11月21日現在、25個在る枠は、まだ8個しか埋まっていない。つまり大絶賛参加者募集中である。blogのような長文を書けるプラットフォームでも良いだろうし、X(旧Twitter)で短文に情熱を込めても良い。ニワカ趣味でも大いに結構。

専門外の趣味を語る Advent Calendar 2025

Advent Calendarとは何か?

ところで、ネット上のイベントとしての「Advent Calendar」を知っている人は、どれくらい居るのだろうか。ソフトウェア開発者の間では割と知られた概念であるが、それ以外の人にも知られているのだろうか?

実物のadvent calendarの写真。このadvent calendarは赤い色をしている。1から25迄の番号を振った小さな25個の扉が並んでおり、その内8、18、23の扉は開いており、中に小さなオモチャか飾りの様な物が入っているのが確認出来る。
Restoration Hardware Advent Calendar | Pat & Keri (CC BY-ND)

本来のadvent calendarは、クリスマスシーズンに用いられる、カレンダーのような物の事である。それぞれの日付の部分が収納になっていて、お菓子等を中に入れておいたりする。12月1日から25日迄、毎日、該当する日の引き出しの中身を取り出しクリスマスを心待ちにしながら楽しむ、という趣旨の物である。

そこから、ネット上のイベントとしてのAdvent Calendarが生まれた。12月1日から25日迄、参加者が一人ずつ、テーマに沿った記事を公開するという物だ。ある意味、百物語に近いかもしれない。Advent Calendar用のプラットフォームというのも存在しており、「専門外の趣味を語るAdvent Calendar」が利用しているAdventarや、ソフトウェア開発者限定となるがQiita Advent Calendar等が在る。前述の通りソフトウェア開発者の間で特に楽しまれるイベントであるが、その仕組み自体は誰でも楽しめる物である。実際、Adventarにはソフトウェア開発に関係無いAdvent Calendar企画も沢山存在する。覗いてみては如何だろうか。

ラベル:advent_calendar hobby