はてな businessはてなのjkondo氏(近藤淳也代表取締役)が悩んでいる様子。
インターネットがこれからさらに進化をしていき、多くの人の生活に浸透していくのは確実だと思う。そして、はてなはその変化を自分たちの手で起こしていかなければならない。しかし、今のまま行くと、単にインターネット好きの人々が集まるたこつぼを作るだけで、ネットの進化は別の方向に行ってしまう可能性があるという強い危惧を感じる。
例えば久しぶりに友人に会えば、日常的にはてなを使っている人はほとんど居ない、という現実を目の当たりにする事になる。毎日これだけ全力で良いサービスと作ろうと努力しているのにまだ届かないのかと、惨めで悔しい想いをする事になるが、その悔しさを乗り越えない限り未来は無いと思う。
それに対する評価はおおむね「やっと気づいたのかよ!!」とか「今更かよ!!」とか「元からそういうの目指してたんじゃないのかよ!!」とかっぽい訳だけど。アメリカ行って、むこうで触れあった人達の影響でも受けたのだろうか?jkondo氏が帰ってきて、本社京都移転から、外に漏れ伝わるはてなの雰囲気が少しずつ変わってきているような気がする。
上で挙げたエントリへのTBやはてダのコメントをみてみると、「それが『はてな』なんだから、今更変えないでいいじゃん。そのままで行った方がいいよホント」な意見もあるけど、それはなんか違う気がするなぁ。
jkondo氏も人間な訳で、時間が経つ毎に考え方が変わるのは当たり前。
作りたいモノとは違う方向のモノを作るのって結構苦痛なんじゃない?いくらそうすれば生活に困らないとはいえ。特に『変な会社』の変な人(失礼)としては。
もういっそ、jkondo氏は全く別の会社を作ったらどうか。たこつぼと化したはてなとは別に、1000万人、1億人
へ伝わるサービスを作る会社を。あんまりはてなと同じにおいを出すと、たこつぼのたこが大量に住み着いて『はてな衛星都市』化しそうなんで注意が必要だけど。