2005年11月01日

フリーのオフィススイート『OpenOffice.org』 ver2.0リリース

OpenOffice.org バナー
フリーのオフィススイートを開発するOpenOffice.orgコミュニティは、最新の 『OpenOffice.org 2.0.0』の各国語版をリリースしました。 OpenOffice.org 2.0.0は、オープンソースライセンス(LGPL)で配布されていま す。そのため、誰でも無償で入手でき、自由に使うことができ、改良/修正/再配 布を自由に行えます。

……という訳で、OpenOffice.orgである。この頃雑誌でも取り扱われる事が多くなってきたので知っている方も多いと思うが。10/27に待望の2.0日本語正式版がリリースされた。

知らない人のためにチョットだけ解説しておくと、OpenOffice.orgとはオープンソースで開発されているオフィススイートである。




…………ゴメン俺が悪かった。

えー、オープンソースってのはプログラムの設計図(のようなモノ)が公開されている、という開発形式の事。んなモン公開してどうなるんじゃ、と言うと、自分勝手に改造できるって事だ。「○○な機能が欲しい……でもない」と言う時には、自分でその部分を作って付け加えてしまえばいい訳である(プログラミングのスキルがあることが前提となるが)。いや、プログラミングのスキルが無くったってメニューなどに使われている文字の翻訳作業は出来る。例えば『博多弁ヴァージョン』とかww

更に、オープンソース開発のソフトは普通ネットの特色を利用して、世界各国の敏腕プログラマが共同で開発を行っている。仮にリリース後に何か致命的なバグが見つかったとしても、直ぐに直される可能性が高い。

次にオフィススイート。……これって、私自身も最初は知らなかった。要は『ワードプロセサ』『表計算ソフト』『図形描画ソフト』etc.etc...の事。仕事場(オフィス)で使うソフト群と言う事らしい。有名どころはMicrosoft社のMicrosoft Officeか。こちらはオープンソースでも無償でもないが。

そう、無償。ココが一番大事(笑)只です。お金かかりません。

さてさて、このOpenOffice.org(以下OOo)、Microsoft Office(以下MSO)の代替として非常に良い。と言うか、MSOに大金払うなんて馬鹿げているとしか思えない程度にしか使わない私にはピッタリ。MSOのファイル形式の物も作れるんで、ファイルの互換性に悩まされる事も無い。さらにOOoは2.0からファイル形式として国際的な標準規格OASIS OpenDocumentという方式を採用した。つまり、他のアプリケーションでも何の問題も無く使えるという事。MSOはこの標準規格の形式をサポートするつもりは無いとか……それって自分の首をしめているようにしか思えないのだが。

さらにOOoは、作った文章をPDFやFlash形式にする事も出来る。これはMSOには無い機能。

個人的にお気に入りなのはスタイリスト機能。文章の部分部分に『見出し』や『段落』『強調』と言った属性を設定する事で、後でそこの部分の文字修飾等を一括して変更出来るというもの。MSOには無い便利機能(の筈。いや、少なくとも私は知らない)。

まぁ、MSOにあってOOoに無い機能なんてのも勿論あるわけだが、別に困った事は無い。少なくとも、個人利用では全く問題無いだろう。

ダウンロード先はOpenOffice.org日本語ユーザー会。Windows用をはじめ、Linux用等がある。一部機能を使う為にはJavaの実行環境が必要だ。素材集なんかも用意されているので、あわせて落としておくといいかもしれない。

(のようなモノ)
一般的な説明ではよく『設計図』とされるが、なんかチョット違う気がする。どちらかと言うと……ゲノム?
例えば『博多弁ヴァージョン』とか
あ、自分で適当に言っときながら、イイかも、これ。
他のアプリケーションでも何の問題も無く使えるという事
OASIS OpenDocumentはまだ生まれて間もない規格なので、上で述べた状況になるにはまだ少し時間が掛かるかもしれない。
posted by 天井冴太 at 13:38| Comment(0) | TrackBack(0) | IT的つれづれ | 更新情報をチェックする
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