日本語ブームである。
いや、『日本語ブームである』らしい。よくは知らないが。そういえば、本屋でもたまに日本語関係の本を見るような気もする。しかし自国語が『ブーム』になる、というのもなかなかどうして間違ってるような気がするのはココだけの話。
……という訳で、今日放送されたTV番組『知らないと恥をかく!合格!日本語ボーダーライン』(テレビ朝日系)である。途中からであるが、観た。いやぁ、観だすと止められないね。自分の日本語の適当さにへこみそうだ。ハッハッハ……orz
特に興味深かったのが慣用句の問題。『二の舞を舞う』なんて、普通に『二の舞を踏む』だと思っていたし。冷静に考えたら『舞』を『踏む』って変じゃないか。
↑の『二の舞』のように、それが何を意味するのか気になった所は辞書で調べてみたりしていたら、気になった点が幾つか。
○○にも置けぬ
『○○に置けぬ』という問。選択肢は『風上』『風下』。勿論『風上』が正解なのだが、これ、問題が『○○にも置けぬ』ってなっていたような気がする。録画してなかったので確かめようが無いが。
正しくは『風上に置けぬ』。『も』は入らないのである。
広辞苑 第四版に、
(臭気の甚だしいものが風上にあっては風下では耐えがたい意から)性質や行動の卑劣なのをののしっていう。
とある事からも分かる。
『も』を入れると『良い奴は風下に、悪い奴ほど風上に置く事になっているが、テメェは風上にさえ置けねぇよ!!』というニュアンスになってしまう。
『しんしん』を鍛える
『しんしんを鍛える』という問。『しんしん』は『心身』か『身心』か、という問題だった。答えは『心身』だったのだが、広辞苑及び角川必携国語辞典によると、『身心』でも良い筈だ。(広辞苑では読みは『しんじん』となっていたが)
何か違いが在ると云うのだろうか?うーん……
何はともあれ……
やはり日本に住んでいる以上、日本語は正しく知っておきたい、ような気もする。
そんなわけで、私はそれ関係のMMを1つ購読しているので紹介しておこう。
ビミョーな言葉研究所
和田みちこさん発行のMMである。
「固い・堅い・硬い」や「おざなり・なおざり」など、 似ているけれど、何かがビミョーに違う言葉について、 その意味や使い方の違いを研究しています。
とある。非常に面白く、ためになる。やはり自分の日本語の適当さに(ry
チョット気になったので、記事中に挙げた『間違った言葉』でググってみた。
| 言葉 | Hit件数 |
|---|---|
| 風上に置けぬ | 100 |
| 風上にも置けぬ | 784 |
| 二の舞を舞う | 145 |
| 二の舞を踏む | 631 |
