2020年07月15日

災害情報収集用のチャンネルを用意しよう(福岡県の「防災メール・まもるくん」の紹介)

7月に入ってからの豪雨で、日本各地で被害が出ている。特に九州南部が目立つが、遠く岐阜や長野にも被害が出ている。被災された方にはお見舞いを申し上げたい。私の住む地域では目立った被害は出ていないが、大きな被害を被った地域の中には、多少、縁の有る地域も含まれており、心配である。

さて、このような自然災害を始めとした非常事態において、最も重視すべき情報とは、どういう物だろうか。それは、公的な機関の発する情報である。正しい情報である可能性が最も高い為だ。各種の注意報や警報、避難に関する情報、災害発生の有無や、その場所の情報。出勤中であれば、帰宅難民とならないよう公共交通機関の運行情報も重要となるだろう。自分が何時、そのような状態に陥るかは予測が出来ない。そうなってから慌てないよう、問題が無い内から、情報チャンネルを確保しておく必要が在る。

私の住む福岡県では「防災メール・まもるくん」という物が提供されている。県内で発令中の警報や注意報、発生している自然災害についての各種情報、JRの運行情報、行方不明者情報、その他様々な幅広い情報をメールで通知してくれる。熱中症情報や花粉についての情報も提供してくれるので、「防災」と銘打ってはいるが、平時も役に立つ物となっている。幸いにして、私は未だ利用する機会に直面した事はないが、事前に登録しておいたメールアドレスに安否情報を一斉送信したり、避難場所迄の道順を案内してもらう事も出来るらしい。「どの地域」の「何の情報」が必要かは設定できるので、興味がない情報に煩わされる事もないだろう。詳しくは公式サイトを参照して欲しい。

[防災メール・まもるくんのトップページ]「防災メール・まもるくん」の一番の特徴、それは、公式サイトにアクセスすると、「お役所」らしからぬ、何やら可愛らしいケモノなキャラクターが迎えてくれるところである。ケモナー大歓喜。福岡のゲーム開発会社CyberConnect2がキャラクターデザインを手掛けており、同社の開発したゲームと世界観を同じくしている。詳しくは、同社の「リトルテイルブロンクス構想」のページを参照されたい。残念な事に送られてくるメール自体は、「お役所」らしいシンプルなメールで、この可愛いキャラクターは影も姿も見せない。勿体無い。是非とも改修を期待したいところである。

私が福岡県在住である為、福岡県のサービスについて紹介したが、他の都道府県でも同様のサービスが提供されている可能性は高い。非常時になってから困らないように、今の内に利用登録をしておく事を勧める。今回、特に被害が大きかった熊本の球磨川流域では、川が氾濫し地域が水に浸かる迄に、ものの10分程度しかなかったと聞く。それはまぁ極端な例としても、非常時に不正確な情報に右往左往する余裕は無いだろう。正確な情報の入手は、正に自身の命運を左右する事も有り得るのである。

ラベル:fukuoka Email web disaster
posted by 天井冴太 at 22:26| Comment(0) | IT的つれづれ | 更新情報をチェックする
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