本を読むのは余暇の行動にならない?
12月に、はてブで或るページが話題になっていた。新人プログラマに勧めたい技術書のリストだ。以下にそのページと、そのはてブページ双方へのリンクを載せる。はてブのコメントをザックリとでいいので読んでみて欲しい。
- 新人プログラマに正月休み中を使って読んでみてほしい技術書をセレクトしてみた。 - Qiita
- はてなブックマーク - 新人プログラマに正月休み中を使って読んでみてほしい技術書をセレクトしてみた。 - Qiita
リストアップされているのは、よく良い評判を聞く本ばかり。良いリストだ。まぁ、挙げられている書籍のレベルが「新人プログラマ」に適切かどうか、多少ひっかかりはするが。
ところが、はてブのコメントはそうではない。「正月ぐらい休ませろ」の大合唱だ。
理解できない。
業務命令として「此処に挙げた本を読め」という訳ではないのだ。ただのプログラミング関連技術書の紹介に過ぎない。其処には何の強制も無い。
自分の自由意志で、自分で選んだ、自分の興味が在るプログラミング関連技術書を読む。私にとっては、余暇の過ごし方として全然アリだ。
彼らにとっては、余暇に技術書を読むというのは有り得ない事なのだろうか。自らの自由意志に任されていても、技術書を読むという事は、そんなに消耗するものなのだろうか。
それはつまり、プログラミングが楽しめない、好きではないという事なのだろうか。
プログラマは皆プログラミングが好きだと思っていた
そう思っていた時期が私にも有りました。ええ。しかし現実は必ずしもそうではないらしい。むしろ、職業プログラマの中で、そうだという人間は少数派らしい事を、実際にプログラマとして就職してから知った。これは私にとって、かなり衝撃的な事実だった。
だってそうではないか? 彼らはプログラミングが好きではないのに、プログラマという職業を選んだことになる。何らかの身分制度の結果その職業にしかつけなかったというのならば話は分かるが、現代日本でそれは無い。
彼らは何故、プログラマになったんだろう。
1日8時間労働だとすると、実に1日の3分の1は仕事に費やす事になる。社会人になってからの残りの人生の3分の1は仕事に費やされる計算になる(土日祝日や定年後が在るので正確ではないが)。
彼らは、この「3分の1」を、好きでもない事に費やすと決めた訳だ。何故、そんな決断が出来たのだろう。自分が好きでもない事に、そんなに時間を使わなければならないなんて、私には到底、我慢できない。
プログラマは皆プログラミングが好きだと思っていた。でも実際はそうではないらしい。私はプログラミングが好きだからプログラマになったのだが、では彼らは、どうしてプログラマになったのだろう。何故好きでもない事を仕事に出来るのだろう。
私には、分からない。