テキストエディタVimで key mapping (キーボードショートカット)を設定する際の注意点について。
以下、全て Caps Lock はオフという前提で。
例えば、以下の2つの:map
は同じ挙動となる。
:map <C-a> :echo "hogehoge"<CR>
:map <C-A> :echo "hogehoge"<CR>
<C-A>
はあくまで Ctrl+A であって、 Ctrl+Shift+A ではない。
しかし、以下の2つの:map
は同じ挙動にはならない。
:map <M-a> :echo "hogehoge"<CR>
:map <M-A> :echo "hogehoge"<CR>
前者の"a"は「小文字のa」だが、後者の"A"は「大文字のA」。
なので例えば、以下2つの:map
実行後、 Ctrl+a は"hogehoge"ではなく"fugafuga"を出力する。1つめのmappingを2つめの物で上書きする事になるからだ。
:map <C-a> :echo "hogehoge"<CR>
:map <C-A> :echo "fugafuga"<CR>
それに対し、以下2つの:map
実行後、 Meta+a は"hogehoge"を、 Meta+Shift+a は"fugafuga"を出力する。別のmappingと認識されるからだ。
:map <M-a> :echo "hogehoge"<CR>
:map <M-A> :echo "fugafuga"<CR>
分かりづらい……
参照
gvim on windows does not accept alt modifier key
(多分)日本人同士で英語で会話するというのも何か変な気分だ。英語のMLなのでそうなるんだけど。
- Meta(キー)
-
だいたいAltキーの事。
"
:help meta
" を参照。