全国30億人[要出典]のキーボード好きさんこんにちわ。
発売まで1週間を切った、新しいWindows。その名もWindows 8。タブレットPCサポートやら新UI導入が行われるそれを、評価版で試してみた。一見、タッチディスプレイを前提としたように見えるそのUIで、我らがキーボード操作好きはどれだけ戦えるのか。マウス操作死すべし!
確認したのはWindows 8自体のキーボードショートカットについて。添付アプリについては調べていない。キリがないし、そもそもソフトウェアベンダによってキーボードでの操作をどれ程考慮するかは異なるからだ。
キーボードショートカットの情報は[Win8RP] どのようなショートカット キーがあるか、教えてください。 - マイクロソフト コミュニティ(オリジナルが見つからなかったのでGoogleのキャッシュ)及び、それからリンクされているショートカット キーページに拠る。一通り列挙したと思うが、もしも漏れが在ったら教えて欲しい。
また、以降では、Windows 8にて新しく導入されるUIデザインのアプリ、所謂Windows 8スタイルアプリの事を「新アプリ」、以前から存在するアプリを「旧アプリ」と呼ぶ。
なお、確認はWindows XP上にインストールしたOracle VM VirtualBox 4.1.18 r78361上にて行った。その為、マルチモニタ環境用の物など、一部確認が取れなかったものが在る。あしからず。
- Windows+Bを追加。
- Ctrl+Alt+Delの説明を変更、スクリーンショットを追加。
- Print Screenを追加。
- Alt+Print Screenを追加。
- Windows+Print Screenを追加。
キー入力 | 挙動 | 備考 |
---|---|---|
Windows全体Windows全体、即ち、デスクトップ上だろうが(新たに導入される)スタート画面だろうが新アプリ上だろうが使えるものを挙げる。 | ||
Windows | スタート画面表示 | |
Windows+B | 通知領域にフォーカスを合わせる | |
Windows+C | チャームバーと時計を表示 | |
Windows+E | エクスプローラ | |
Windows+F | 検索チャーム([ファイル]選択) | |
Windows+Ctrl+F | コンピュータの検索 | Active Directory ドメインサービス有効時のみ。 スタート画面、新アプリでも機能するが、コンピュータの検索ウィンドウにフォーカスは移らない |
Windows+H | 共有チャーム | |
Windows+I | 設定チャーム | |
Windows+K | デバイスチャーム | 具体的な挙動は確認出来なかった |
Windows+L | 画面ロック | |
Windows+M | 現在表示しているアプリの最小化+デスクトップ表示 | |
Windows+P | セカンドスクリーンチャーム | 具体的な挙動は確認出来なかった |
Windows+Q | 検索チャーム([アプリ]選択) | |
Windows+R | デスクトップ表示+アプリを指定して実行 | |
Windows+T | デスクトップのタスクバー上の各アイコンを選択 | |
Windows+U | コンピューターの簡単操作センター | |
Windows+V | 画面上の通知切り替え | 具体的な挙動は確認出来なかった |
Windows+W | 検索チャーム([設定]) | |
Windows+X | システムコマンド | |
Windows+(数字) | タスクバー上の(数字)番目のアプリを……
| |
Windows+Tab | タスク切り替え | 起動中の新アプリ、デスクトップ、スタート画面に限る。旧アプリは含まれない。 |
Windows+Shift+(数字) | タスクバー上の(数字)番目のアプリを起動する | |
Windows+Ctrl+(数字) | タスクバー上の(数字)番目のアプリの、前回使用していたウィンドウに切り替える | |
Windows+Alt+(数字) | タスクバー上の(数字)番目のアプリのジャンプリストを開く | |
Windows+' | アプリのスナップ時に、アプリのフォーカスを切り替える | 具体的な挙動は確認出来なかった |
Windows+. | アプリのスナップ時に、スプリットを右へ移動 | 具体的な挙動は確認出来なかった |
Windows+Shift+. | アプリのスナップ時に、スプリットを左へ移動 | 具体的な挙動は確認出来なかった |
Windows+Enter | ナレーター(スクリーンリーダー)有効化。 | 終了はナレーターのウィンドウから行うか、Ctrl+Alt+Delから行う。 |
Windows+Space | 言語、入力方式切り替え(複数の言語/入力方式が有効の場合) | 具体的な挙動は確認出来なかった |
Windows+PageUp Windows+PageDown | マルチモニタ環境でスタート画面を移動させる | 具体的な挙動は確認出来なかった |
Windows+Home | 現在のウィンドウを除くすべての旧アプリのウィンドウを最小化 | スタート画面、新アプリ画面でも機能するが、デスクトップを表示しないと効果を確認出来ない |
Windows+F1 | Windowsのヘルプ | |
Windows+F4 | アクティブなアプリの終了(新アプリでも、Alt+Tabのタスク一覧から削除されている。実際に終了されているかどうかは不明) | |
Ctrl+Alt+Esc | タスクマネージャー | |
Alt+Tab | タスク切り替え | こちらはWindows+Tabとほぼ同じだが、こちらは旧アプリも列挙され、スタート画面は含まれない。 |
Shift×5回 | 固定キー機能 | キーを同時に押さなくても、Shift、Ctrl、Alt、Windowsキーを使えるようになる |
右Shiftを8秒間押す | フィルターキー機能有効化(ダイアログウィンドウの表示) | 短時間のキー入力、繰り返された入力の無効化、キーリピートの低速化 |
NumLockを5秒間押す | 切り替えキー機能 | Caps Lock,Num Lock, Scroll Lockを押した時に音が鳴るように |
Ctrl+Alt+Del |
以下項目及び、シャットダウン、ユーザー補助各ボタン
| |
Print Screen | 現在の画面の表示内容をキャプチャし、クリップボードに保存 | |
Alt+Print Screen | 現在アクティブなウィンドウの表示内容をキャプチャし、クリップボードに保存 | |
Windows+Print Screen | 現在の画面の表示内容をキャプチャし、ユーザーフォルダ下の"Pictures/スクリーンショット"フォルダにPNGファイル形式で保存 | |
新アプリ | ||
Windows+Z | 現在のアプリのコマンドまたはオプションを開く | 「ニュース」アプリでの例。 |
旧アプリ | ||
Windows+↑ | ウィンドウ最大化 | |
Windows+Shift+↑ | ウィンドウの高さを画面いっぱいに | |
Windows+↓ | ウィンドウ最小化 | (ウィンドウ最大化時から)ウィンドウを通常サイズに |
Windows+← | ウィンドウを左に寄せる、ウィンドウを右に寄せる、ウィンドウを通常表示のローテーション | |
Windows+→ | ウィンドウを右に寄せる、ウィンドウを左に寄せる、ウィンドウを通常表示のローテーション | |
Alt | メニュー表示 or ショートカットキー表示(リボンインターフェイスの場合) | リボンインターフェイスやウィンドウのタイトル表示部上のアイコンに、さながらHit-a-HintやVimperatorのhint-modeのように、対象を選択するためのキーがフローティング表示される。 |
Alt+Space | カレントウィンドウのショートカットメニュー表示 | |
アプリケーション | その時フォーカスのあるコントロールのコンテキストメニュー(マウス右クリック時のメニュー)を表示 | |
スタート画面Windows 8にて新たに導入されたもの。今までのデスクトップ及びスタートメニューを足したような存在。 | ||
Windows | 直前にアクティブにしていたアプリ | |
Windows+D ESC | デスクトップ表示 | |
(矢印) | (矢印)方向にカーソルを移動 | |
Tab | タイル、アカウント名(、出ていればタイルのメニュー)のフォーカス移動 | |
スペース | タイルを選択し、そのメニューを表示。フォーカスはタイルのまま。そのまま(矢印)でカーソル移動、スペースで複数のタイルを選択出来る。Tabを押せばメニューにフォーカスが移る。 | |
アプリケーション | タイルを選択し、そのメニューを表示。フォーカスはメニューに移る。Tabを押せばタイルにフォーカスが移る。 | |
Ctrl+Tab | アプリ一覧 | 新アプリ、旧アプリ双方共リストアップされる模様 |
Ctrl+- | タイルを縮小 | 画面から溢れるほどのタイルをスタート画面に登録した場合に、目当てのタイルの在処へ簡単に移動するための機能と思われる。 |
Ctrl++ | タイルを拡大 | |
Alt+Shift+矢印 | 現在カーソルが在るタイルを移動 | |
デスクトップWindows 7までの同名のそれに近いが、まったく同じとは言えまい。スタート画面上のタイル(そして勿論キーボードショートカットでも!)から遷移する。今までと異なり、スタートボタンは存在しない(スタート画面にその役割を譲った)。 |
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Windows Windows+D | スタート画面表示 | |
Windows+Shift+M | 直近のWindows+Mの取り消し | Windows+Mとは異なり、デスクトップ表示中のみ有効な模様 |
Tab | デスクトップアイコン、タスクバー上にピン留めされたアイコン、タスクトレイアイコン(?)にフォーカス移動 | |
Alt+F4 | Windows終了ダイアログ | |
ロック画面 | ||
Windows+U | ナレーター有効化+「コンピューターの簡単操作」メニュー表示 |
見た目に反し、かなりの操作にキーボードショートカットが割り当てられている。新アプリのWindows+Zはもうちょっと押しやすいものに出来なかったのかとも思うが、意外とキーボードのみでも何とかなるのかも知れない。
不安点があるとすれば、サードパーティー製ソフトがキーボード操作をどれ程重視するか、という点だろうか。今でも、タブストップがバラバラだったり、そもそもフォーカス移動出来ないようなソフトは散見されるし。まぁそれは、Windows 8やその開発元のMicrosoft社に言ってもしょうがない話だが。