ついカッとなって(ry
何の話かと言うと、萌えの研究という本の事である。新聞に広告が出ていて気になっていた本だが、図書館で借りてみた。
近くの図書館には無く、県内の別の図書館に有ったので取り寄せてもらった……。
……あー、うん。
表紙見た瞬間引いた。図書館で借りようとか思うなら、前以て覚悟しておいた方がいい。『萌え』というより、『エロい』から。
内容としては、出版社から「『萌え』に関する本書いて」と依頼された著者が『萌え』の世界を驀進して行くその過程。ラノベから始まり、TRPG、美少女ゲーム、マンガ、アニメまで多岐に渡りいろいろな物に触れられている。
あとがきでも述べられているが『研究』というよりは『体験レポート』といった感じか。正直『萌え』に対する心理学的な面の解説とかを期待していたのだが、まぁこれはこれで各作品に対する考察とか有って面白かった。『萌え』という世界/現象全体を捕らえそれを解析するものではなく、『萌え』を構成する(あるいは源流と思われる)各作品をみて、それらの何処に『萌え』が存在するのか、何故『萌え』を感じるのかといった考察が述べられている。
最初に想像していた物とは違ったが、なかなか面白く読めた。『あ、これ読んでみたい/見てみたい/やってみたい』と感じた物も幾つか見つかったし。(ぉ
- 心理学的な面の解説とか
- 序章に少し関する記述あり。そのものズバリな文献としては『戦闘美少女の精神分析』(斉藤環 太田出版)というのがあるらしい。