2006年04月02日

『お気に入り』?それとも『ブックマーク』?

はいはいエイプリルフールエイプリルフール

結局上手いウソが思い浮かばなくて結局何もしなかったよ。


   ∧∧   ショボーン
  (´ ・ω・)   
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同じ機能、違う名前

日本でもブラウザに似たような機能が搭載されてはいましたが、それは「ブックマーク」ではなくて「お気に入り」だったのではないでしょうか。

上記ははてなの今年のエイプリルフールイベント、同サイトのソーシャルブックマークサービスであるはてなブックマークの名称を『はてなお気に入り』にした際に、最もらしく公開されたインタビュー記事(の、一部)。

『ブックマーク』はNetscape及び他にもいろいろなブラウザに、『お気に入り』はMicrosoft Internet Explorerに付けられた『ユーザのコンピュータ(というかブラウザ)に指定したwebページのURLを名前を付けて保存させる』という全く同じ機能の全然違う名前である。

しかし、この2つの機能(敢えて『2つ』と表現する)。全く同じ使われ方をされているのだろうか?と気になった。

『名前』が束縛する

『bookmark』というのは『しおり』という意味である。気になったページにチョット挟んでおくしおり。
bookmarkを『チョット挟んでおいた』ページが『お気に入り』の場所だろうか?……答えはNo。必ずしもそうではないだろう。

ユーザーはお気に入りの中で「あとで読む」とタグを入力し、プログラマについて書かれた記事をお気に入りに入れます。すると、「あとで読む」と入力されたページ同士がつながり、プログラマに関する「あとで読む」記事一覧のようなものが生まれる。これは皆があとで読みたい記事の一覧という、いろいろな意味ですごいですよね。

『ブックマーク』と『お気に入り』、その違いの最もたるものが『後で読む』タグだろう。『後で読む』タグはそのページをはてなブックマークに登録した人が「後で読もう」と思ったものに付けているが、これはあくまで『後で』の為の『しおり』(=憶え、メモ)でこそあれ、『気に入って』登録したわけではないのだ。後日そのページを読んだらそのタグは消されるし、場合によってはその人のはてなブックマークから削除されるかもしれない。

『お気に入り』はあくまで気に入ったページの為の機能の意であるのに対し、『ブックマーク』はそれを含む印付けの意味しか持たないのだ。

もし『はてなブックマーク』の名前が最初から『はてな気に入り』だったら恐らく今のような使い方をする人間は恐ろしく少なかったのではないだろうか。登録するのはあくまで自分が気に入ったページ。管理のし易いリンク集的な使い方が大勢を占めていただろうと思う。名前が使い方を束縛する訳である。

まぁ、『ブックマーク』だろうが『お気に入り』だろうが、同じ機能であるなら名称が何で有っても自分の好きなようにつかって良い訳だが、直ぐにそういう使い方を出来る人間は稀だろう。名前がもたらすイメージによって使い方が微妙に変わってしまう事があるだろう。

そのページをブックマークした人が「後で読もう」と思ったものに付けている
もしそれ以外の目的でつけている人がいたらゴメンナサイ。むしろどういう意味でつけているか教えてください。
posted by 天井冴太 at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | IT的つれづれ | 更新情報をチェックする
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