2005年02月12日

PC98x1エミュレータを使ってみた

我が家の初代パソコンは、かの名機PC98x1シリーズだ。

マウスの感度が悪くなったり、ディスプレイが時々赤くなったり、もういい加減に廃棄処分レベルになってしまったので、その前に、と、エミュレータを探してみた。

と、云う訳で、用意したのは次のエミュレータ。

……なんか、どれもこれもヴァージョン1行ってないか、ベータ版な気がしますが。ま、まぁ、大丈夫でしょう。多分。

まずT98-Nextを試す。
実機からBIOSイメージ吸い出して、MS-DOS 3.3Cインストールディスク(フロッピーディスク×3!!)をROMイメージ化。
……で、起動。
おお、上手くいった上手くいった。

……と、思ったら……
すみません、ゲームの音がヘンです。シャレになりません。(T-T)

別のゲームは上手くいったのに……
……と思ったら、別のゲームをやった後なら、ちゃんと音が鳴るんですけど……(・ワ・) [T98-Next動作キャプチャ]

急遽、ねこープロジェクト(0.80の方)に変更。
今度はちゃんと音鳴りました
……T98-Nextで動いていた方のゲームが動かなくなりましたが(><)[ねこープロジェクト動作キャプチャ]

さらに、Virtual98T98vmmMS-DOSが起動さえしてくれません。orz

ねこープロジェクトの"お察し下さい"ヴァージョンで、やっと両方ともマトモに動いてくれました。ホッ。

  • CPU 1GHz以上のマシンでの動作を推奨します … お察し下さい
  • FPUはサポートしていません … お察し下さい
  • Screen Optionの Graphic Charger 及び 16色ボードは固定設定で選択できません … お察し下さい
  • フルスクリーンは16bpp固定です … お察し下さい

……………………ま、大丈夫でしょう、多分。 (^^;

PC98x1シリーズ

NECが発売していた国産パソコン。PC-9801シリーズと、Windows(2000まで)が動くPC-9821シリーズとがある。一時期、日本でパソコン=PC-9801というぐらい広まっていた。

海外からDOS/V機(もしくはPC/AT互換機とも言う。確か正確にはDOS/VとPC/AT互換って別物だった気がする……)とMicrosoft Windows95に圧されて絶滅してしまった。合掌。

エミュレータ

エミュレータ、Emulator。あるコンピュータ上で、別のコンピュータの環境を再現するソフト。

ここでは、同じパソコンであるCP-98x1をエミュレートさせているが、ゲームボーイやアーケードゲーム筐体等のエミュレータもある。

ちなみに、よく勘違いされているが、エミュレータ自体は合法である。その上で不正にコピーしたソフトを使うと法に触れるのであって。

ヴァージョン
version。ソフトの版数の事。
これが上がるほど、機能が増えたり、不具合が解消されてたりする。
ベータ版

β版。要するに開発中のバージョン。これを公開し、色々な人に使ってもらう事で、そのソフトの不具合発見に役立てる。

何でβ?α版ってあるの?と思うが、実はあったりする。非公開の開発版がα版なのだ。自分である程度不具合を潰したα版がβ版になる。

BIOSイメージ
パソコンの一番ハードウェアに近い部分のソフトをBIOS(バイオス)と云うが、それを専用ツールで吸い出したもの。エミュレータによっては不要な事も有る。
MS-DOS

えむえす-どす。MicroSoft - Disk Operation Systemの略。通称『ドス』(刃物!?)

Windowsの前身。今のようなグラフィックバンバンなもの(GUI)ではなく、キーボードで色々なコマンドを打ち込んで作業を行う(CUI)。

Windowsの"コマンドプロンプト"はこれのエミュレータにあたる。

ROMイメージ
エミュレータでは、一般的に、直にファイルを扱う事はできない。プロッピーディスクやハードディスクをファイル化した物を使うが、それの事。
ゲーム

今回用意したのは、Super Depth(BIO100%さん作)と、ぶろっくでポン(YONEさん作)。

T98-Nextで音が変だったのはぶろっくでポン、ねこープロジェクト(ver0.80)で起動しなかったのはSuper Depthである。

posted by 天井冴太 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | IT的つれづれ | 更新情報をチェックする
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