ブラウザFirefoxには自動アップデート機能がある。インストールしている拡張機能は勿論。Firefox自体のアップデートもしてくれる。
さて、(少々前の話になるが)Firefoxのバージョンが2.0.0.2から2.0.0.3に上がった時にもアップデートを勧めるダイアログが出てきた。OSはWinXP Home。セキュリティを考えて日頃は制限ユーザ権限で使っていた。
本来、プログラムのインストール等には管理者権限が必要なのは解っている。が、ダイアログが出てきたのは制限ユーザだ。ココでふと疑問に思う。
管理者以外の権限で、このダイアログにバージョンアップを了承する回答をした場合、一体どうなるんだろう?
既に述べたが、管理者のアカウントではない。なのにダイアログが出てきたと言う事は、管理者権限でインストールを行う事が出来るギミックでも用意されているのだろうか?
……という好奇心に負け、バージョンアップ用のボタンを押してしまった。ポチッとな。
うーん、やっぱりダメか。ま、いいや。後で管理用のアカウントでバージョンアップしておこう。
で、管理者のアカウントに移ってFirefoxをバージョンアップ。再び制限ユーザに戻ってwebブラウジング……
え、ちょ、おま。今バージョンアップしたじゃん。Firefoxのバージョンダイアログを調べてもちゃんと2.0.0.3となっている。どゆことー。
その後、制限ユーザでFirefoxを起動する度に同じエラーメッセージが出るようになってしまった。うーん、困った。
で、考えた。バージョンアップ時のダイアログに書かれた文句や速度から考えるに、ローカルにバージョンアップ用のファイルを落として来てからバージョンアップを勧めているんだろう。ということは、何処かにバージョンアップ用のファイル――exeか独自形式かは判らないが――があるに違いない。それと、『バージョンアップ出来るよ』というフラグ(?)の役割を果たしているファイルを消せばこのウザい失敗メッセージは消せるのでは……
制限ユーザで新バージョンを落とす事が出来ているという事は、保存先は、ユーザ用フォルダ(例えばC:\Document and Settings\ユーザ名)以下の何処か。恐らくApplication Data\Mozilla以下かLocal Settings\Temp、もしかしたらLocal Settingsの下にFirefox用フォルダがあるかも。
で、探したら、有りますた。Local Settings\Application Data\Mozilla\Firefox\Mozilla Firefoxフォルダ以下にそれっぽいのが。このフォルダごと削除してみるとエラーメッセージも出なくなった。
うーん、しかし、そうなら管理者以外のアカウントではバージョンアップ用のダイアログを出さないようにしたほうが良いんじゃなかろうか。インストール先のフォルダの権限を調べるとかで判断は出来ると思うんだけど。
- Application Data\Mozilla以下かLocal Settings\Temp
- 因みに、Application DataもLocal Settingsもデフォルトでは隠されているので、エクスプローラの設定を弄らなければ見れない