2012年05月17日

仮想世界の終末に思いを馳せる

あるネットゲームを終わらせた話

以下の内容は上に挙げた記事とは関係ない。が、この記事を読んでふと考えた内容である。

なお、この記事中では、映画「ノウイング」の結末に触れている。未視聴の方は注意されたし。

件の記事は、2ちゃんねるネットゲームサロン板に綴られた、或るMMO RPGの終末を体験したプレイヤーの回顧録をまとめたものだ。

回顧録終盤では、このプレイヤーやその仲間、多くの人々が、このMMO RPGを終了させまい、盛り上げようと奮闘する様が描かれている。しかし、その願いは届かず、サービスの停止が決定されてしまう。

そして、とうとうサービスが終わる日がきました。

それぞれの人が、それぞれの思い出の場所で、その時を迎えました。

親しい人との最後の挨拶。

現実の世界に比べれば小さな小さなその世界の幕が閉じました。

ここで、映画「ノウイング」の結末を思い出した。

[映画「ノウイング」後半の一場面。主人公は家族と抱き合い世界の終末を、死を受け入れる] 物語の最後、地球の滅亡が、死が不可避だと判明した後、主人公は親しい家族と共に「世界の終末」を迎える。家族の元へ帰り、抱き合って最期を迎える。

件のMMO RPG――エランシア――の最後と重なる。
ノウイングとは異なり、主観となる人物――エランシアならばプレイヤー、ノウイングなら主人公――に死がもたらされる訳ではないが、プレイヤー達は各々、ノウイングの主人公達と同じように過ごしたのだろう。

ノウイングで描かれた終末は太陽の膨張でもたらされた物だったが、果たしてエランシアのそれは一体どのような物だったのだろう?

エランシアのサービス終了に立ち会った訳ではないので分からないが、普通に考えたら、クライアントソフトとサーバーの接続が切られ、接続出来ない旨のエラー表示といったところか。或いは、サーバーとの接続が切られる前に「今までご利用有り難う御座いました」といった趣旨の運営からのコメントが表示されたのかもしれない。

しかしそれは、ゲームのプレイヤーに向けた「メタ」な物だ。ゲームの世界に住むキャラクター達に訪れた終末ではない。エランシア作中世界に訪れた終末は何だったのか……ノウイングと同じく太陽の膨張か、はたまた隕石の大量落下か、それとも無敵モンスターの異常発生?

作中世界での現象に思いを馳せないのは勿体ない。なにせ「role-playing」なのだから!

そう、折角の「role-playing」なのだ。サービス終了時、作中世界のキャラクターから見た終末を演出して魅せるオンラインゲームが在っても良いと思うのだが、どうだろうか。(それとも私が知らないだけで、既に在るのかな?)



posted by 天井冴太 at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム的つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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