2006年07月29日

『パラドクス』

何となく図書館で気になったので借りてみた。富永裕久氏の図解雑学 パラドクス

そもそもパラドクスってなんのこっちゃ?よく聞く言葉ではあるが「じゃあどういう意味よ」と言われるとよく判らなくなってしまう。この本によると現在は「逆理、逆説」を意味しており、辞書を引くと「相互に矛盾する命題が、共に帰結し得ること。また、その命題」と説明されているとある。え?よく分からない?大丈夫、俺もよく分からないorz

最もこの本、論理学での正確な『パラドクス』だけではなく『それっぽい物(パラドクスモドキ)』も取り上げられている。ハッキリ言ってどれが『パラドクス』でどれが『それっぽい物』なのかヤッパリよく分からないが。まぁ、面白ければいいのである。うん、そういう事にしといて。

実際非常に面白い。例えば『「私が今言っている事は嘘です」は嘘か本当か』『女の子を望む夫婦が増えると男の子が増える』『解き方によって全く違う答えとなる問題』『アキレス(俊足な神)はカメを追い越せない』『エメラルドの色は本当に緑か』『「この世界」が本当にリアルである事は証明出来ない』等など……他にもいろいろ載っており、どれも興味を惹かれる内容だ。

特に『エメラルドの色が〜』『「この世界」が本当にリアルである事は〜』辺りは凄い。自分が無条件で信じている『常識』に疑問を持つ機会を与えてくれる。

ところで、中には私には納得できない物もあった。例えば、『シュレーディンガーの猫』。『確率でしか表せない』と言うが、それこそ『ラプラスの悪魔』にとっては前以て決まりきっていた事だと云えるのではないだろうか。確率のように見えるのは単に我々人間がその法則性をまだ知らないだけの話で。

シュレーディンガーの猫
簡単に説明してみる。ある現象(ラジウム崩壊)を感知すると毒を出す装置の中に猫を入れる。その現象が発生したかどうかは確率でしか分からないので、装置を開けてみるまで中の猫は『生と死が半分ずつ重なっている状態(確率50%の場合)』と言う何ともワケワカラン状態と云う事になる、というもの。ホントにワケワカラン。
ラプラスの悪魔
全ての出来事は全て予め決まっていて不確定な事は何も無い、というもの。この悪魔は万物の動きを予測、未来を正確に言い当てる。例えば、今あなたはこのblogのこの記事をこの時間に読んでいる訳だが、悪魔は「それは何億年も前から既に決まっていた事だ」と言う(悪魔が嘘を言っているというのは無しで)。
タグ:Book logic
posted by 天井冴太 at 18:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書的つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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